ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

三味線Groove 原田ヒロシ (音源募集中)

昨日の1980年という年は歌謡界もかなり変わった年でもありまして、現在ほぼ演歌歌手の原田ヒロシさんが、デビュー曲「ロンリー・ガール」でデビューしています。この曲の動画を張り付けられないのが非常に残念です。この曲当時近田春夫センセイがべた褒め状態な曲でした。当時近田センセイの評価の抜粋

もともと、民謡と三味線をやっていた人だそうで、発声が、モロ、民謡のそれでして、ことに高音部でのハリの良さは三橋美智也ばり、いや、筆舌に尽くし難い。そしてメロディは、昔、橋幸夫がやっていたエレキ歌謡『恋をするなら』みたいなのを長調にした感じ。詞といえば、これまた古くさーい七五調プラス I LOVE YOU 程度の英語でこうせいされていて、「いつでもいっしょさ、グンナイマイベビー・・・・・・」とか、私の大好きな昭和三十年代的な、戦後は終わってないんだぞという感じそのものです。
そういった、モロモロの大マチガイの要素が集まってできた、原田ヒロシのレコードが実にフレッシュに私には聴こえたのだが、その理由は、一見、単なる懐古趣味にしか思えぬ彼の作品が、実は、それと似て非なる食堂のサンプルの本物そっくりのやつあるでしょ、あれに近い、アーティフィシャルな実験的音楽であるような気がしたのよ。
つまり、日本人として、どうしても否定できない民族的特性と西洋音楽との戦いの最終的な結論とはなにか、ということを彼は追求しているのではないかと思ったのである。

私自身もこの曲の音源を持っていないが非常に残念です。

http://park17.wakwak.com/~nephila-clavata/Pict0472.JPG
ロンリー・ガール   原田ヒロシ
   原田ヒロシ/原田ヒロシ/高田弘
C/W 思い出の街角
   松本一起/原田ヒロシ/高田弘
   テイチク RS−222 1980.09.25.

90年代に「クリフサイドのリリー」という名曲を残している原田クン、これは80年の
曲です。デビュー曲なのかなぁ。シングルでは演歌とかも歌ってらっしゃるし、確か
民謡とかやってたらしいのですが、この曲では作詞・作曲もこなしてるのでこちら
のほうがやりたい世界なのでしょう。ジャケットから見ても分かるようにゴキゲンな
オールディーズの名曲、原田クンの歌もノリノリです。テイチクオーケストラ?の安っ
ぽい演奏も曲にピッタリで、B面の女声コーラスの♪イェイェってのも最高!実は
よく活動経歴がわからない人なのですが、多分今も現役のはずです。演歌で生き
残って、時々この曲や「クリフサイドのリリー」(何度も云うけどこれはいいです)みたい
な曲を歌ってくれるだけで幸せです。頑張ってください!

追記>もちろん今も現役、ビッグな演歌歌手になられました。
座長公演もやってらっしゃる様子、観に行きたいなぁ。

http://park17.wakwak.com/~nephila-clavata/boy19.htm

上記サイトにの記事にもあるように90年代に彼がリリースした名曲がこの「クリフサイドのリリー」

こちらはギタリストとしてエド山口氏と競演。ギターが三味線してます。
D
三味線ではけっこうお弟子さん持つお師匠さんなようです。
「津軽あいや節 細川たかし・原田ヒロシ」

最近、有名な歌手のプロフとか調べていて気になるのは、ポップス系の歌のうまい人が、民謡や長唄などをやってたり、あるいは幼少の頃にそうった感覚に触れる機会が多かった人たちが多いのに大変興味を持っています。