ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

地下鉄のザジ

連休中のDVD観賞、もっと観たいのですが意外と時間が取れないものです。TSUTAYAの会員カード更新時の無料券が有ったので借りてみることに、邦画の60年代もの意外と少なく、近所の店舗に置かれているものは、ちょっと触手が伸びませんでした。それにしてもスパイダースものはまったくないですね。そこで、嫌な気分いなるべくならないであろうなという作品ということでこれを借りてきました。
ヌーベルバーグの中ではけっこう有名なルイ・マル監督作品。

上記の作品などの監督をされている方の作品なんですね。この辺の作品は多くのアーティストが影響を受けており、その影響受けた作品からのルーツ探してきな見方になってしまいます。それもまた楽しいのですが、なんの前知識もなく観たらどんな印象であったのかも気になります。

で、この「地下鉄のザジ」なのですが、原田知世さんの「地下鉄のザジ(作:大貫妙子)」という曲を聴くまで知りませんでした。ですから自分にとってザジはずっと知世ちゃんだったのです。この歌非常に好きでいつかは映画を観ようと思っていたやっとの観賞です。

2009年にニュープリントで公開されていたのですね、ぜんぜん情報に気が付きませんでした。

まあ、ちょっと風刺も込めたコメディ映画なのですが、コメディ映画として観るにはちょっと時代が経過してしまっているかもしれません。いわゆる典型的なドタバタ映画です。ある意味分かりやすいといえばそうなのですが、そのギャグが今では様式化されているようなレベルのギャグ満載。これは、この映画制作された1959年頃でも同じ既に古典的ギャグであったかも、わざと子供的なギャグを使っていたのかもしれません。小さい子供が考えそうなギャグなのですよね。冒頭のシーンだけ次男と観ていたのですが、最初のギャグがまさかのコテコテのギャグに彼もビックリ、苦笑していました。コマ落としとか早送りは当時の映像技術では先進技術だったのでしょうか、そのへん詳しくないので分かりませんが。むしろ目指していたのは無声映画時代の映像といった感じも持ちました。
経年劣化ならぬ経年によって趣を増すのは街の風景。当時の普通なパリというところがいいですね。変に観光地ばっかというよりもなんとなく生活、感じる街並み。実際にパリへ行ったことある人ならさらに楽しめるでしょうね。財力があれば、海外版ロケ地めぐりしてみたいです。エッフェル塔の内部というか階段シーンとかがお気に入りです。環境ビデオとして部屋で回しながら別作業とかもいいかも。あと、フィオレンツォ・カルピの音楽が楽しいです。音楽とドタバタシーンだけで言語わからなくても楽しめます。

  • B.A "Zazie dans le m〓tro" Louis Malle (1960)
    これ観ただけでいかにドリフ的かわかると思います。
  • Zazie en el metro (Louis Malle)


地下鉄のザジ [DVD]
発売元: 紀伊國屋書店
発売日: 2006/06/24
売上ランキング: 66326