ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

文藝別冊 吾妻ひでお 美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪

毎回、良い特集が組まれる「文藝別冊」ですが、たまたまリアル書店で目にして衝動買い。80年代初頭にはほぼ出る作品を一部同人誌を除いてコンプリートであったのに、最近チェックが甘かったです。失踪後の「失踪日記」を読んでまた吾妻ひでおファンに戻ろうと思っていたのに。失踪日記の復活以来、事あるごとにチェックしていたのですが、既にいくつか漏れてました。今回も書店でたまたま見かけたので買えましたが、見逃していた可能性大でした。
やっぱり吾妻先生いいですね。女の子は可愛いし、不条理ギャグも最高です。出てくる固定キャラにも愛着があります。ナハハやブキミとか大好きです。自分の中のSFブーム最高潮の時代がまさに「不条理日記」時代であり、彼のマンガからまた影響を受けてSFへといった事を繰り返していました。女の子は基本可愛くなければという基本思想が存在しています。彼に描かれるとおばさんも可愛くなるのですよ。最初の出会いは「ふたりと5人」でした。少年マンガ週刊誌を定期購読したのは、この時期のチャンピオンだけです。このころのチャンピオンは「がきデカ」に「マカロニほうれん荘」とかものすごいものがありました。学校のノートに「ポルノ虫」ばかり描いてました。
今回の掲載のお宝は、デビュー前の未発表作品でしょうかね、デビュー前、さすがにエロさはないですが、吾妻ワールドの片鱗もありでした。少年とねずみの話なので得意の可愛い女の子が出てくるところがないのですが、少年のおかあさんが唯一女性キャラで出てきますが、これがわりと可愛く描けているはさすが吾妻先生。また、過去の作品読み返したくなりました。
ほんと、80年代前半は音楽もマンガも何もかも凄いな〜とつくづく思います。





文藝別冊 吾妻ひでお 美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪
発売元: 河出書房新社
価格: ¥ 1,260
発売日: 2011/04/18
発売日: 2011/04/18
売上ランキング: 1326