ヘレン・メリル / イン・トーキョー&シングス・フォーク
JAZZ勉強中であります。昔はジャズって一部のファンク・ジャズやスタンダード曲を除いて年寄り臭くて食わず嫌いでした。高校の同級生で一緒にストーンズを語り合った友人が20代後半で今ジャズにハマってるなんて言ってた頃には日和ったなとバカにしていたに。スミマセンでした。やっぱいいですね、ジャズも。ということで、ジャズ界でも有名な女性シンガーであるヘレン・メリルのアルバムが図書館にあったので借りてきました。曲目の中に、日本の民謡があったのと、東京録音ということでこれは「カタコト萌え」のいい音源にもなるななどと思いつつ聴いてみたら、ビックリな良さ。ライナーをよくみると、1963年の東京録音であり、なんと参加ミュージシャンが日本のミュージシャン方々なのです。さらに編曲は前田憲男さん。ちなみに、演奏は下記方々。
ヘレン・メリル(vo)
1-10:猪俣猛&ウエスト・ライナーズ
猪俣猛(ds)、鈴木重夫(as,cl)、原田忠幸(bs,bcl)、中野彰(tp)、前田憲男(p,arr)、滝本達郎(b)、稲垣次郎(ts,fl)
11-22:山本邦山&オール・スターズ
八木正生、前田憲男(arr)
ジャズ入門と言う事で借りてきましたが選曲がジャズのそれではなく、フォークソングだったのですね、しかも日本も含めた世界のフォークソングをジャジーなアレンジで聴かせてくれます。さらには後半の山本邦山さん尺八がフィーチャリングされたアレンジは絶妙です。もともと、ジャズと尺八はそれほど違和感を持っていなかったのですが、これほど馴染んでいるとは。最初のお目当ての「カタコト萌え」曲である「中国地方の子守唄」と「五木の子守唄」はカタコト分野を大きく超えて、日本語も上手で通常歌唱として素晴らしい物があります。
それからこれは余談にして有名な話ですが、彼女のご子息は、あの近田春夫先生もお世話になったアラン・メリルさんなのですよね。直接的には関係ないですがますます興味が湧きますね。
- いつか王子様が
- イット・ネバー・エンタード・マイ・マインド
- ビウィッチド
- ユー・ドゥ・サムシング・トゥ・ミー
- ティーチ・ミー・トゥナイト
- アイム・フール・トゥ・ウォント・ユー
- マイ・フェイバリット・シングス
動画は録音よりずっと最近なものですが、彼女はリチャード・ロジャースの曲がお気に入りだそうです。- グッド・モーニング・ハートエイク
- アイ・フィール・プリティ
- ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ
彼女18番です。- ドナ・ドナ
- ダニー・ボーイ
- 風に吹かれて
- 中国地方の子守歌
- ブラック・イズ・ザ・カラー
- 花はどこへ行った
- 時には母のない子のように
- 雨を汚したのは誰
- さすらいの旅人
- グリーンスリーブス
- 五木の子守歌
- 庭の千草