ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

ルイルイとはなんだ

私と誕生日が同じであるという理由でちょっとだけ、親しみがあるアイドル太川陽介さんの代表曲「Lui-Lui」ですが、この「ルイルイ」って何だろうということで、たどってみました。

  • Lui-Lui/太川陽介 1977
    作詞:石原信一/作曲・編曲:都倉俊一。正直これが流行っている当時、健全な10代男子としては、ほとんど馬鹿にしていたのですが、いま聴くとかなりポップでいいですね。様式美とまで言えるような構成ですね。

膝を軽く曲げて、身体は少し横を向き顔はカメラ目線、そしてマイクを持っていないほうの手(左手だったと思います)を前に突き出し「ルイルイ」と歌いながらニギニギといった感じで2回握ります。
ルイ1回でひと握り。握るといっても握りこぶしを作るのでなく、親指以外の4本の指を上下に閉じたり開いたりする感じ。「おいでおいで」の手の動きを、腕をまったく動かさずにやっているようにも見えます。

ルイルイダンスとはどんなダンスですか

もちろんルイルイは直接的なカヴァーでないので、真偽の程はわかりませんが、おそらく、この1963年のヒット曲をイメージしていたと思われます。ルイルイダンスは太川陽介版のオリジナルなのでしょうか。

  • Louie Louie / The Kingsmen
    このバージョンがもっとヒットしているバージョンですが、60年代ガレージロックなシンプルで荒削りなギターがかなり惹かれます。
  • Louie Louie by the Beach Boys
    ポップさという点ではビーチボーイズバージョンの方が少しは太川バージョン近いですか(笑、「Lui-Lui」は「Louie Louie」のカヴァーじゃないですけどね)
  • Richard BERRY "Louie Louie" (1957)
    このリチャードベリー版がオリジナルです。これもシンプルでいかにも50年代R&B的でゴキゲンなのですが大ヒットはしなかったようです。

結局、この「Louie Louie」は、代表ヒットであるキングスメンのバージョンの影響もあって、ガレージロックの代表的曲として70年代(自分の青春時代)におなじみのパンク・ニューウェイブバンドによって数多くカヴァーされているのですね、そしてその時期の太川陽介版もなのです。作詞ではないですが、都倉俊一さんのちょっとした洒落だったのでしょうか。

70年代にはお馴染みのアーティストによるたくさんのカヴァー。

おまけ1

これ書いていて、つぎのサイトを見つけました
第12回<イマちゃんの部屋 VOL.3> テーマ『Louie Louie〜〜♪入門篇』
やはり、ガレージロック代表する名曲なのですね、これだけカヴァーが存在するのかという感じです。上記記事にある120分テープの『ルイルイ』特集ぜひ聴いてみたいです。じつに素晴らしいリストですな。

おまけ2

「Louie Louie」カヴァーではありませんが、本日この「Louie Louie」を特集するきっかけは、実を言うと、太川陽介版「Lui-Lui」ではなくストーリーズの「brother Louie」を聴いたことがきっかけであったので、その代表的な2曲を紹介しておきましょう。こちらは、70年代初期ですので、ロックンロールの脳天気さが薄い曲です。まあ、そういう時代ですからね。

  • Brother Louie - Stories 1973
    このバンドのメンバーがキングスメンの「Louie Louie」が大好きであるため、途中のコーラス部分にルイルイフレーズが引用されています。ヒットした年代的にもその後、ガレージロック再評価の先駆けかもしれません。
  • Hot Chocolate - Brother Louie
    Storiesの別バンドヴァージョンで、よりレゲエバンドらしアレンジ