ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

淡島千景さん追悼 NHK BSプレミアム「眞實一路」

タイトルは有名なので知っている程度で、ほぼ前知識なしの状態で鑑賞。先日亡くなられた、淡島千景さんの追悼企画としての放送でした、淡島千景さん自身は、映画と言うよりもテレビドラマの活躍印象が強い方ではあります。
今回観た「眞實一路」でありますが、基本的には『1935年から1936年にかけて「主婦之友」誌上に連載された山本有三による小説』であり、そのテーマも当時の「主婦之友」読者ターゲット的な内容でした。
解説・あらすじ - 真実一路
真実の愛に生きるとは、いろいろい考えさせられる面も有りましたが、最近やはり気になってしまうのはロケ地巡り的発想。この映画の制作年は1954年ですが、映画自体の時代設定は戦前であり、当時のカフェの雰囲気などについめが行ってしまいました。
また、淡島千景さんいがいでも気になり女優としては、桂木洋子さんですね、早くに引退してしまい、こういった名画以外ではその姿と見ることが出来なかったのあまり名前まで印象に残っていませんでしたけど、あらためて、桂木洋子さんの美しさが印象的でした。母親役の淡島千景さんが一途に愛に生きる姿とは対照的に家族を大切にする姿も。この桂木洋子さんはこの映画の音楽も担当されている黛敏郎さんと結婚されて女優を引退されたのですね。この桂木洋子と学校の先生役の佐田啓二(やはり息子よりお父様の方が美形ですね)さんのツーショットはさずが美男美女で映画的に絵になってますね。そして、今回知ったことですが、そして、黛敏郎さんもこの良き映画全盛時代の音楽を数多く手がけていて気になり作曲家でもあります。そして、監督の川島雄三さんといえば、最近絶賛再評価中のフランキー堺さん主演の「幕末太陽伝」の監督でもあり、ここに繋がる感じです。そして、川島監督は昭和な風俗を研究するのにはかなり興味ある監督のひとりなのでいろいろ鑑賞してゆきたいと思います。

最後に、この映画で演じている淡島千景の役のイメージはその後女優活動でも現れているような役どころであったのではないでしょうか。あらためて、ご冥福をお祈りいたします。

この作品はDVD化されていないようですね。

真実一路 [VHS]
  • 発売元: 松竹ホームビデオ
  • レーベル: 松竹ホームビデオ
  • スタジオ: 松竹ホームビデオ
  • メーカー: 松竹ホームビデオ
  • 発売日: 1995/06/21