ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

JAZZ AT THE TORYS / ビッグ・フォア

先日のTV AGE講座 のときに久しぶりの池袋のdiskunionを冷やかしによりました。よってしまうとだめですね、つい購入してしまった1枚がこちらでした。これを続けているとディガーの方々の近づけるのでしょうか。購入代金以外に、レコ屋さんへでかける機会が少ないのでなかなかハードル高いです。
まあ、そんなかでの衝動買いしたこのアルバムですが、最近マイブームの日本のジャズの世界のアルバムです。このアルバム、ビッグ・フォアという有名演奏者であることに加え、ライブ盤という構成、多数のゲストミュージシャンをフィーチャーされた曲など。聴きどころ沢山ですね。一番の購入の決めてはなんといっても、先日TV AGE講座でも特集された平岡精二さんの作品が入っていることでした。同じく平岡精二さんファンのむぎ茶@さんといっしょであったこともあり、むぎ茶さん買わないなら買っちゃうよてきな感じで即購入でした。それぞれ、ゲストミュージシャンの演奏が堪能できるよき日本のジャズ入門編とも言えるアルバムですね。このあとそれぞぞれもっと独自の世界を追究された方々の音でもあります。
また、このライブは、寿屋(現在のサントリー)提供のラジオ番組の「ジャズ・ゲーム」の企画で収録された音源です。この番組の司会はロイ・ジェームス氏によるものでして、このアルバムでもその司会ぶりを聞く事ができます。曲やミュージシャンの紹介やちょっとした会話などに、なかなかの当時の雰囲気を味わえて楽しいです。
個人的にはロイ・ジェームスさんというとテレビ版バットマンのナレーションのインパクトが大きいですね。その話はまた別の機会に。
本アルバムは1957年に収録発売されたものを1973年に再発されたものでした。
ビッグ・フォア(The Big Four)
松本英彦(テナー・サックス)
中村八大(ピアノ)
上田剛(ベース)
ジョージ川口(ドラムス)
カヴァー:デザイン:近藤鉄之助;写真:横松考嗣

テーマ(ラヴァー)(THEME LOVER)
作曲:Richard Rodgers。「トリス・ジャズ・ゲーム」のテーマ曲。この曲でメンバー紹介がされています。

コットン・テイル(COTTON TAIL)
作曲:Duke Ellington。『四コーラスにわたる松本のテナー・ソロは音色といい、テクニックといい、まったく水際だったプレイである。』

ハーレム・ノクターン(HARLEM NOCTURNE)
作曲:E · Harken。テナー・ソロ:松本英彦

精二のブギー(SEIJI'S BOOGIE)
作曲:平岡精二。ゲスト:平岡精二:ヴァイヴ『曲は平岡自信が作ったブルース・コード進行になるもの。テンポはスロー・スウィングではじまり、一コーラス(十二小節)を経てダブルでブギー・テンポに入る。途中でアンサンブルをはさんだヴァイヴのソロは、豊富なテクニックとドライヴのきいたスイング感でみごとな演奏である。』

ハウ・ハイ・ザ・ムーン(HOW HIGH THE MOON)
作曲:MORGAN LEWIS。

バトル・オブ・サックス(BATTLE OF SAX)
作曲:松本英彦。ゲスト:宮沢昭:テナー。『松本と並び称される名テナー・サックス奏者、宮沢昭の登場である。曲は松本が宮沢を迎えて特に作曲詞たもので。「テナー合戦」である八小節のイントロは松本が最初の四小節、そして宮沢が次の四小節を取っている。ソロも松本、宮沢の順でそれぞれ自己のスタイルを十二分に発揮した名演。』まさにバトルですばらしいです。

ス・ワンダフル(S'WONDERFUL)
作曲:George Gershwin

テンダリー(TENDERLY)
作曲:Walter gross 。ピアノ・ソロ:中村八大。美しい3拍子のバラードのピアノの名曲を、あの八大さんが演奏。

あなたなしには(THERE'LL NEVER BE ANOTHER YOU)
作曲:Harry Warren。ゲスト:渡辺貞夫:アルト。『モダン・ジャズのプレヤーたちがしばしば演奏するクロウト向きの渋い曲。アルトの渡辺貞夫、ギターの水田暁雄(リズムセクション)をゲストにむかえてセクステット。』ナベサダの若き日の演奏、この頃から有名だったんですね。

サムバディ・ラヴス・ミー(SOMEBODY LOVES ME)
作曲:George Gershwin。ベース・ソロ:上田剛。

サマータイム(SUMMERTIME)
作曲:George Gershwin。ゲスト:丸山清子:歌。

ドラム・ブギー(DRUM BOOGIE)
作曲:Gene Krupa & Buddy Rich。動画は85年の映像で

『』は久保田二郎氏のライナーからの引用