お世話になった部下の送別会

ひさしぶりに、会社の呑み会で2次会まで参加で呑み過ぎました。というのも、約10年近く新卒から弊社で頑張ってくれた子の送別会だったのです。
彼は、うちの会社の中ではかなり優秀な子（子と言ってもそろそろ30代なのですが・・）なので、会社としてはかなりの痛手なのですけどね。この不景気で、彼のやりたい仕事をやらせてあげられなかったのが残念です。
弊社は弱小企業なので担当がインフラもやればプログラミングするというある意味何でも屋的なスタイルなのですが、よくありがちななんでもやるジェネラリストvsスペシャリスト的な問題ではひとつの道を極めようとする人にとってはやりづらいところがあったのかな。弱小企業ゆえに、力のある人にはやりたいように仕事が出来る土壌は作ってきたつもりですが、ビジネス面でうまく回らないとだめですね。
それに、一番ショックだったのは、かれが一つの分野にかなり専門的に詳しくなってくれて、私も含めて弊社の誰もが彼を頼るようになりっていました。それが、向上心の強い彼には耐えられなかったところがあるようです。自分ではまだまだという意識が強いのでもっとスペシャリストの元で修行がしたようでした。
ほんと、われわれ、オジサンがかれのローモデルになれなくて残念です。
彼がどう思っているか微妙ですが、わたしの考える技術者像とかなち近い考えを持っていてくれた社内での理解者であると勝手に持っていただけにほんといっしょに働けないのが残念です。しかし、自分の経験からも30代ってほんとに技術者として凄く大切な時期なので、やりたい世界で思う存分力を発揮出来るといいなと思っています。
じつは、このブログは音楽ブログになる前は、読者のペルソナは彼だったのです。ある意味自分が技術者として燃え尽き症候群的になってしまった（年齢的なものもあるのかな）のが、彼に対して恥ずかしばかりでした。と同時に彼の存在はやっぱりしっかりしなければなと思わせてくれる存在でもあったのです。
これから職場は違っても狭い業界、どこかでいっしょに何かできるといいですね。そうなれるように私自身も残り少ない技術者人生を有意義に過ごしたいと思います。
とりとめないですが、今日この日にメモしておきたかったのです。ほんとありがとうございました。