ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

梅田本、会社で紹介

ウェブ進化論のすすめ」
本日の朝日新聞第三面全五段広告にのっているように、この本は、この手の本にしては珍しくかなり売れまくっているようです。私自身は、著者の梅田望夫氏のファンであったので発売前からアマゾンで予約していましたけどね。ここで語られていることは、基本的には新しい観点からの議論はありません。ただし、ネットのヘビーユーザであればという限定が付きますけど。
この本を絶賛しているのは、ゆわいる、ネット・ゲーム世代である1970年以降生まれの人たちです。特に1972年から1975年生まれくらいでしょうか。まさに、ネットを肌で感じているから、この本に書かれていることに共感がもてるのでしょう。
私自身は、著者とほぼ同世代でなので、また違った観点からこの本を楽しむことができたように思います。ネット世代は、実は、この本以上に過激に変化を求めているわけですが、著者は今までのコンサルの経験から変化はもう少し緩やかであると考えています。ところで世代で分割は危険ですが、この本でもかかれているように、現エスタブリッシュメント階層の人たちは、本書に書かれている変化を頭の表層で理解しても、本質的には非常に嫌がります。
スピーチ(会社の3分間スピーチ)では触れませんでしたが、昨日のサンデープロジェクトでも、この本が話題に上がり、IT関連企業が「虚業か実業」との問いに、諸井氏が「虚業」とはっきり言い切り、その理由を「人のためになる物を作り出していない」といったらしいですが、こんなこと言っている限り、このような階層の人々に、いままさにネットでおこっている変化を理化することはできないのでしょうね。
ぜひ、年寄りの無駄知識としていより、1970年以降生まれの人たちのに、年寄りを納得させるための理論武装用の一冊として読んでもらいたいと思います。


追記。梅田さんよりトラックバック
ご本人からの思わぬ反応にビックリです。さすが、同じはてな内とはいえ、このような辺境のブログまで目を通されるとは、恐れ入ります。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060312
そこで、改めて、このエントリを読み返してみると、引用されているのって親父率高そうですね(そうでない方には大変失礼ですが)。この本が売れているのってその辺の人たちの興味触れたからですかね。
日曜日の午前中のサンプロ見ている時点で親父か!