ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

パーキンソンの法則

仕事の効率化とか適切な作業見積もりあるは、管理という事を考えたときに思い出すのがこの本です。私が学生の頃にも一時話題になった事があるが、まだまだ、特に日本では一般的ではないようにも思えます(私の周りだけかもしれませんが)。どこの国の官僚にもある事ですが、イギリスの官僚体制の肥大化をもとに考察された本です。官僚体制観察の結果次のような法則が提唱されています。

  • 仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
  • 支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

まさにお役所仕事の典型。いや、ある程度の大組織になるとこの傾向は必ずありますね。この法則を正しき理解していないと常に人手不足な状態となるわけですね。身近なコンピュータの世界で考えると、大容量のハードディスクを購入してもすぐにいっぱいになってしまうというような事が例にあげられます。また、プロジェクト管理の視点では、「クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?」にも書かれているように、ソフトウェアエンジニア(私も含めて)は納期常にぎりぎりまで使い果たしたりしてしまいます。たしかに、この法則常に当てはまるように思えますが、そのほとんどは、役所や大規模組織に対してでは無いでしょうか?ようは、その組織内を構成する各メンバーのモチベーションが重要であるのではないでしょうか?
もちろん、精神論ばかりでなく、タスクや工程管理をTOCなどを応用して論理的にも工夫する必要もありますけどね。そのような仕組みをチームで作りだすためにも個々人のモチベーションが大切かと存じます。


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