ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

Dr.パルナサスの鏡

注:ややネタバレありです。(ただ、あまりネタバレ関係ない映画ですけどね)
自称、パイソニアンとして観ないわけにはいかないでしょう。あくまで自称、モンティ・パイソンのファンはかなり濃い人が多いから、うかつにパイソニアンだなんて名乗れません。まあ、歳とってる分、東京12チャンネルで放送していた、今野雄二司会でタモリのデビュー番組である『空飛ぶモンティ・パイソン』をリアルタイムでみれたことで、ちょっとはパイソニアンと自称することができるでしょうか。
そんな私にとって今回の映画は、これまでの彼の映画以上に初期のテイストを感じさせてくれる出来でした。鏡の中の世界が、もろギリアムワールド。他の監督ならCGを駆使してもっと幻想的で綺麗に世界を作り出すかも知れませんが、そこはギリアム、ギリギリの悪趣味さが出ていて楽しい。それだけに、ちょっと観る人を選ぶかも知れません。往年のモンティ・パイソン風味がこれまで以上に強かったのではないでしょうか。警官ギャグはもろモンティ・パイソンだったなぁ。
一応設定上は2007年のロンドンなのですが、いつの時代であるかわからなくなるような感覚とか、舞台となるヨーロッパの見世物小屋的雰囲気とか良かったです。
ところで、この映画、ヒース・レジャーの遺作等事になるわけですが、私自身「ダークナイト」もまだ観ていないので、唯一観たのは、同じくギリアム監督の「ブラザーズ・グリム」です。ですから、まさにギリアム作品で知らないわけです。今回撮影途中で亡くなられたということで大変だたのでしょうね。ギリアム監督や、彼と親交のあったジョニー・デップジュード・ロウコリン・ファレルはよく作り上げたと思います。鏡の中が別世界という元々の設定も効いて、特に違和感なく見れました。
ヒース・レジャーのご冥福を心からお祈りいたします。
2010年1月公開『Dr.パルナサスの鏡』イギリス版予告編

追記:スパーモデルのリリーコールが美しく可愛くもあり印象的でした。