「スマートなゲートボール」とはなんだったのだろう
私が近田春夫センセイにいちばんディープにはまっていた時期でもある。1983年に発売されたアルバム「スマートなゲートボール」はちょっと変わったアルバムです。アルバムアーティストはゲートボール。このアルバム発売のためだけに結成されたユニットでメンバーは
- 近田春夫 (ヴォーカル、キーボード)
- 高木英一(ヴォーカル、ベース)
元ハルヲフォン - 野元貴子(ヴォーカル)
元ピンナップスのリタ
このアルバム、発売当初はカセットのみ発売で、選曲やアンビエントミュージック的なアレンジも含めて全てが冗談のような扱いでした。現在ネット上でも詳細な記録があまりないので、裏付け取れないのですが、グロッケンとか使われていたように記憶しています。
このころ、レコードからCDへの移行期でもありいろいろと変わった試みがされていたせいかも知れませんが、カセットテープのみ発売でした。ムーンライダーズの「マニアマニエラ」などもカセットのみ販売でしたね。今回検索して91年にCDで再発されているのを知りました。こんなのまで再発されていたなんて、再発されていない物はよっぽどマニアックな物なんでしょうね。でも、現在廃盤なので中古でしか入手できません。いまどきのロングテールな時代、配信のみ残して、実質廃盤なんて無くせば良いのにね。
今回カセット版の写真をアップしたかったんだけど、カセットはガレージに封印されていてすぐに取り出すことが出来ませんでした。
- FASCINATION (魅惑のワルツ)
- 原曲ザ・パーシー・フェイス・オーケストラ- STAR MAN (スター・マン)
- 原曲デヴィッド・ボウイ- SEE YOU IN SEPTEMBER (シー・ユー・イン・セプテンバー)
- 原曲ザ・ハプニングス- PEARLY SHELLS (真珠貝の歌)
- 原曲ビリー・ヴォーン>- THEME FROM A SUMMER PLACE (夏の日の恋) -
原曲ポール・モーリア
ポール・モーリアってWikipediaにあるけどパーシー・フェイスの方じゃないかな?- YOU REALLY GOT ME (ユー・リアリー・ガット・ミー)
- 原曲ザ・キンクス- LOOK FOR A STAR (星を求めて)
- 原曲トニー・ハッチ- SUKIYAKI (上を向いて歩こう)
- 原曲坂本九- THE MODEL (モデル)
- 原曲クラフトワーク- SAIL ALONG SILV'RY MOON (浪路はるかに)
- 原曲ビリー・ヴォーン- LOVE LETTERS IN THE SAND (砂に書いたラブ・レター)
- 原曲パット・ブーン- STRANGERS IN THE NIGHT (夜のストレンジャー)
- 原曲フランク・シナトラ
当時は、この選曲に関してあまり考えなかったんだけど、どういう意図があったのだろう?「電撃的東京」の選曲はわかりやすいのですが、これは当時かなり理解されなかったのではないかと思います(特にロックファンには)。いまにして見るとかなり良い選曲と思えたりして。