ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

むすんでひらいて - 日本ポップス伝検証 -

1999年のお正月にNHK-FMにて放送された、大瀧詠一師匠の「日本ポップスII」にて。日本のポップスのルーツを師匠自らが語りました。そこで、師匠が日本の童謡・唱歌に対する解説で知ったのでが、これらの曲は今ではいかにも「日本の心」的な歌として語られるけれども、意外と海外からの曲が利用されています。現在、我々が日本的だなと思っているような事柄が意外と、明治以降の西洋近代化の流れで広まったものが多い事実を認識した上で、海外の文化と日本の文化の関係性を考えると違った見方ができるかも知れませんね。
そこでは、「君が代」や「蛍の光」などが取り上げられていましたが、本日はその中でも、日本人なら体に染み込んでいるメロディでもある「むすんでひらいて」を取り上げてみましょう。

  • むすんでひらいて
    作詞:不詳/原曲:ルソー、クラーマー
    この曲は1947年、小学一年向けに刊行された最初の音楽の教科書にさいようされました。実際は明治時代から歌われていたようです。

この原曲者のルソーとは、音楽よりも社会の教科書で有名な18世紀の啓蒙思想家のルソーです。当初、この曲はルソーが睡眠中に夢の中で作曲したといわれていたらしいです。「らしいです」とは、これが本当にルソーの作曲であるかはつい最近まで議論のマトであったようです。現在結果的にはルソー作曲のオペラ「村の占い師」中のパントマイムの舞曲をもとに様々なフランス語や英語の歌曲に編曲されました。その歌曲を下敷きに19世紀になってクラーマーが作った曲「ルソーの夢」が現在の「むすんでひらいて」の原曲となっています。
この曲は、世界中にで、讃美歌、恋愛曲、子守唄、民謡となって定着しています。まさにワールドワイドな曲となっています。

  • J.J. Rousseau - Le Devin du Village: 22) Pantomime
    ルソー作曲の原曲、出だしが「ミー・ファ・レ・ドー・ドー」で「むすんでひらいて」とはちと違いますね。
  • F. Schubert: Rousseau's Dream
    J・B・クラーマー編曲によるこれが「ミー・ミ・レ・ドー・ドー」でいわゆる「むすんでひらいて」の原曲ですね。
  • Ella Jenkins - "Go Tell Aunt Rhodie"
    アメリカに渡って民謡になってます。
  • Oeufs Tube Vol.15 "Miwataseba"(first part)
    小学唱歌集初編所収の「見わたせば」を取り扱った動画この中でも若干の解説有り、最初は日本でも讃美歌といて伝わり、歌唱集へ利用されました。
  • Rock 'n' roll Good-bye 松田聖子
    1:28から「むすんで...」のフレーズがはいります。師匠はこのような背景を理解してて曲を構成しているところが凄い。実はこの曲がかけたかっただけだったりして(笑)

参考文献:むすんでひらいて考―ルソーの夢