バン・バン「村上ソングス」より

本日取り上げる曲は、「村上ソングス」という本で取り上げられていた「バン・バン」という曲です。この本は、洋楽を1曲ずつ取り上げ、原文の歌詞と村上の訳詞が掲載されその後、その歌詞にまつわるエッセイという構成になっていて数十曲が取り上げられている本です。この本の挿絵が和田誠であり、最後2節が「村上ソングス」ならぬ「和田ソングス」となっています。本日取り上げるこの曲は、そんな「和田ソングス」部分ので紹介されている曲です。
本に習って歌詞を上げておきます。歌詞は非常に単純で拳銃ごっこをやったおさ馴染みの結婚・離別が歌われています。こうして落ち着いて読むと比較的理解しやし英文なのですが、通常聞いている時には、英語というだけで思考停止してあまりサウンドばかりで意味を追うのをやめてしまっていたような気がします。（ロック系では何言っているのかほとんど聞き取れないものも多いようですが・・・と言い訳してみたり）

Bank bang you shot me down
Bang bang I hit the ground
Bang bang that awful sound
Bang bang my baby shot me down
I was five and you were six
We rose on horses made of sticks
I wore black you wore white
You would always win the fight
Bank bang you shot me down
Bang bang I hit the ground
Bang bang that awful sound
Bang bang my baby shot me down
Seasons came and changed the time
I grew up I called you mine
You would always laugh and say
Remember when we used to play
Bang bang you shot me down
Bang bang I hit the ground
Bang bang that awful sound
Bang bang my baby shot me down
Music played and people sang
Just for me the church bells rang
After echoes from a gun
We both vowed that we'd be one
Now he's gone I don't know why
Sometimes I cry
You didn't say good bye
You didn't take the time to lie
Bang bang you shot me down
Bang bang I hit the ground
Bang bang that awful sound
Bang bang my baby shot me down
http://www.risa.co.uk/sla/song.php?songid=16342

CHER BANG BANG UK DEMO 45
オリジナルのソニー＆シェールのシェールのソロ版、作詞作曲はソニー・ボノ。ソニー＆シェールといえば、村上春樹の小説「1Q84」でも引用されていますね。「1Q84」といえば、BOOK ３を読む時間が作れずに止まったままです。積読はたまるばかり

この歌は、様々な人にカバーされていて「和田ソングス」では、その後、ナンシー・シナトラによるカバーの話から、その父親フランク・シナトラのカバーの話至りました。そこでの、和田さんの解説が、フランク・シナトラがカバーするに当たり、「SHE」を「HE」へ変えて歌うことにより年老いたシナトラが人生悲哀をよく現していると言った内容のお話となっていました。たしかに、ちょっと歌詞を変えるだけで違った趣になるものですね。