ステージ101 その2
70年1月10日(土)20:00から21:00に関口宏によって放送開始された時代。この放送時間を知って、私がなぜこの番組の印象が無いのかハッキリしました。だって、その年代の土曜の8時って『8時だョ!全員集合』を欠かさず観ていましたからね。これが正しい小学生のあり方でしょう。この時代、ヤング101自体の人気はまだこれからといったところなので、大物ゲストが毎回呼ばれていたようです。裏番組ナベプロの人気番組があるだけにゲストの大物といってもけっこう微妙な人選です。植木等さんとかは出演されますが、浅丘ルリ子、坂本九、美空ひばり、ペギー葉山さんたちがゲスト歌手として出演されていたそうです。
このころヤング101の中からは次のような方々がデビューされていたようなのですがヒットはしなかったそうです。
- 串田アキラ / しあわせの限界
片桐和子作詩/佐和田容堂作曲/山屋清編曲。名前の文字も声と同様、和田アキ子かぶりますね。現役歌手にして富士サファリパークの人。趣味人受けするようなR&B歌謡ですね。ヤング101を辞めてからも以前行っていた米軍キャンプでR&Bを歌っていたようです。
- 小林啓子 / 恋人中心世界
作詞:小平なほみ作曲:中村八大 編曲:クマ原田。完全に当時のフォーク界での有名人。ジョーン・バエズの来日公園に出演したこともあるそうです。たしかに声が素晴らし。彼女のその後は「むぎ茶の昭和懐メロ&CMソング大特集:小林啓子 ちょっと気分をかえて 」に詳しいです。
串田アキラさん、小林啓子さんなど素晴らし歌がリリースされているのですが、ヒットには恵まれないブレイク前の時代のようでした。
参考:86年発行「REMENBER Vol14」日下純さんの「特集ステージ101」特集より