ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

つべからひとつかみ - 増位山太志郎 / そんな夕子に惚れました

昨日の曲とリリース年つながりということで1974年日本でのリリース曲。当時小学生でしたがこの曲、相当にヒットいたしました。この国では、私のようにスポーツにまったく興味ない人でも、「野球」と「相撲」は必須教養の一つであるのです*1。とくに70年までのこの2代スポーツは当時の世相と大きな繋がりを持っておりました。そういった1974年、大相撲では輪島&北の湖全盛時代であり、当時の小学生は教室の片隅で相撲をとって遊んでいたものでした。
増位山太志郎さんは飛び抜けた歌唱力でありますが、その他の方も大相撲の力士のなかには歌がうまくレコードをだしていたりしました。現在の様々不祥事等で大相撲に対する状況はかなり厳しい状況となってしまっている事が残念です。Wikipediaによると、この増位山も新曲企画が有ったそうですが、一連の不祥事により中止されてしまったようです。
このヒットとかが少なからず関連し、大相撲と歌謡というと、新年には恒例な「大相撲部屋別対抗歌合戦」なる番組もかつては放送されていました(この番組も昭和の後期ではありますがひとつの研究材料になりそうな番組ですね、「オールスタープロ野球12球団対抗歌合戦」とともに)。

  • そんな夕子に惚れました
    作詞:海老名 香葉子、作曲:山路 進一

さらに、この曲で取り上げるべき重要ポイントは作詞が海老名香葉子さんであることですね。当時の歌謡、スポーツ、演芸といった世界の繋がりを感じますね(まあ、彼女の場合かなり特殊才能ではあると思いますが)。

さらに、相撲と歌謡の密接な関係は実は「相撲甚句」にあったようです。

歌詞は7、7、7、5の甚句形式。
土俵上で力士5〜7人が輪になって立つ。輪の中央に1人が出て独唱する。周囲の力士たちは手拍子とどすこい、ほい、あ〜どすこいどすこいといったような合いの手を入れる。
起源、発祥についての定説は無いが、享保年間には流行歌として定着したものと見られている。

江戸時代から大衆演芸と密接に関係しえいたのですね。大変興味深いです。「相撲甚句」大変気に入りました。これで鍛えてるから、力士のみなさん歌が上手なのですね。

  • 相撲甚句 笑うと言う字
    こういうの大好きです。犬が足をあげておしっこする理由が歌われていますw

は〜ぁ、どすこいどすこい♫




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*1:ナイアガラ的にもこの二つのスポーツは大変重要なわけですね。さらにそれに演芸が加わるわけです。