シャ・ナ・ナ / スモーキン・ブギ
ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのスモーキン・ブギが流行った頃、わが中学校もいわゆる不良ブーム(?)でありました。当時、50年代ロカビリーのリバイバルは、完全にこの文脈で語られていたのです。前年日本で公開された「アメリカン・グラフィティ」のこの不良たちには大人気であり、ファッション等もだいぶ影響を与えていたようです。真面目な中学生であるわたしもだいぶ影響を受けましたですぞ。そんあ背景のなかで、流行ったダウン・タウン・ブギウギ・バンドのスモーキン・ブギですが、もともと、ロカビリーリバイバルの本国での火付け役がこのシャ・ナ・ナ であり、日本でのこういった不良ロカビリーブームに合わせて75年来日もしています。その時の記念盤ですね。出来れば、カタコト日本語のバージョンもリリースして欲しかったですね。
このシャ・ナ・ナはご存知、キャロルやシャネルズにも大きく影響を与えたバンドであり。ある種過去のポップスをリバイバルさせるといったことの先駆けなのかも知れませんね。
こう言っては失礼ですが、なんか悪そうというか、バカっぽい感じがいいですよね。どこまで本気でどこまでパロディなんだろう。たぶん本気ですよね。
そんな感じは、大好きな映画「ファントム・オブ・パラダイス」に出てきた劇中バンドのジューシー・フルーツにパロディとして登場しています。
- スモーキン・ブギ / ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
ある意味今聞くとコミック・ソングですが、とうじの不良はほんとこんな感じだったのですよ。
- シャ・ナ・ナ「スモーキン・ブギ」(英語盤)
本日購入した逸品。英語バージョン素直にカッコ良しですね。比較的直訳な英語歌詞が思い白いですね。「スーパッパッ」って英語でも通じるのかな。タバコの銘柄ショート・ピースはキャメルになってますね。この来日当時はテレビ出演もあったので、田舎の中学生も見てましたよ。
- Phantom of the Paradise - Goodbye, Eddie, Goodbye
映画のなかでシャ・ナ・ナをパロったジューシー・フルーツの歌ですが、この曲ばかりでなく、彼らの映像を是非見ていただきたいですね。
ほんと、この流れ、実は近田春夫さんの音楽の流れに非常大きな関係を示しているのですよね。シャ・ナ・ナの影響を大きく受けたクールス。このバンドに曲を提供していた近田さんと、この不良的世界とロックンロールな感じが実に良いのです。
- クールス / シンデレラ
作詞作曲:近田春夫