ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

プロジェクトファシリテーションから「問題 vs. 私たち」

ファシリテーションという言葉あります。『会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させる手法・技術・行為の総称。』ということとして一般的にコンサルする会社なども存在しています。その手法を利用してプロジェクトのマネージメントへも応用しようとする動きが5,6年前から見られ個人的には大変注目しています。
プロジェクトファシリテーションとしては、様々な実践テクニックが存在するのですが、本日は明日からでも実践できるテクニックを一つだけ紹介いたします。

  • 問題 vs. 私たち

よく言う、「バグを憎んで人を憎まず」にも通じますが、プロジェクトが進行している時に発生する問題を、その問題に関連している担当の問題にすり替えて議論してしまう場合があります。そうなると、本来問題を解決しなければいけないのに、なぜか、関係する人を攻めたり、逆に、対応策を考える前に言い訳ばかりになってしまい、さらに円滑なコミュニケーションが阻害されてしまいまします。そのためのテクニックとして、正面にから対話するような構図でない会議の時の座り方や、問題そのものをプロジェクターへ投影させ、全員が問題の方を向いて議論出来るような場所を作り上げる手法です。このように、理屈ではわかっていても、物理的な場所がそのようにセティングされていると、意図せず、対立の構造になってしまう場合があります。それを防ぐための極めてテクニカルな会議運営方のひとつであると評価できます。
まあ、これらの手法は、一度聞いてしまうと最もでありあたりまでと感じるようなことばかりなのですが、実践に打つためには多くの経験とヒューマンスキルが必要となりそうです。こういった、具体的なTipsを少しでも身につけ、実践していけるように心がけたいと思っております。