ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

アド・ミュージアム東京「日本のCMのぜんぶ1953-2012」

以前から行きたかったこの展示へ開催期間の最終日に駆け込みで行って来ました。この企画は、毎月参加しているTV AGE講座でも紹介されていて大変興味深いものでした。当日は開館の11時開館を待って望みました。当初は併設する図書館とかも利用して一日中入り浸ろうかと思っていましたが、残念ながらこの日は図書館は休館でした。しかし、メインの展示をじっくり観ていたら昼食も食べずに、11時から午後の3時過ぎまでかかってしまいました。先日の特撮博物館もそうでしたけど、どうもゆっくり観すぎですね。土日は午後4時半の閉館なので、図書館でゆっくりどころではなかったですね。
コマーシャルの特性もあり、展示の内容は殆どが過去のCM映像と有名CMクリエーターのインタビュー映像が、その全てでした。
全体を観た感想としては、テレビCMの歴史60年ですが、もっとも勢いがあったのは60年代から80年代なのだなと改めて思いました。今後もテレビというメディアが60年代70年代的な存在なり得ないということを考えると、現在50才の私などは、まさにテレビ、そしてテレビCMが大きく影響を受けた世代なのだなと思いました。それぞれの年代を山川浩二氏(ハッパフミフミ)、小田桐昭氏(ディスカバージャパン)、宮崎普氏(日清食品マンモス)、鏡明氏(ナショナルのルーカス)、佐々木宏氏(ホワイト家族)。各方々がそれぞれ年代別にCMに関して語ってくださいました。各CMも懐かしかったですかこの方たちのお話も制作背景などいろいろ参考になりました。
個人的にはこのCMの歴史は私自身の個人史でもあるのです。一番印象的なのは、このCMでしょう。

親の話によると、まだカタコトをしゃべりはじめた私が口にしたのは、このテレビCMの「かあちゃん、いっぱい、やっか」であったらしいです。ほんとCMって子供への影響力が大きのですね。
そして、一番CMが勢いのあった60年代から70年代の話をされた小田桐さんのお話にも出てきましたが、この手の企画よく語られるのが杉山登志さんの存在ですね、これまで様々CM関連の書籍などを読むと必ずこの方の話に行き着きます。この方の作品でもあり、同じように自ら命を断った加藤和彦さん出演されているこのCMもあらためて、エポックメイキングてきな作品だなと思いました

その他のちょっとした気づきとしては、やはりサントリーは凄いなといことでしょうか。清酒神聖もそうでsが、お酒のコマーシャルってやはりCMの中でもいつもリードするような存在なのですかね。サンリーが出しているPR誌である「洋酒天国」を見てみたくなりました。
また、今回認識を新たにしたのは鏡明氏ですかね、これまでSFファンとして、SF作品や評論にしか目が言ってませんでしたが、CMクリエーターとしてもいい仕事たくさんであったのですね。さすがです。

『洋酒天国』とその時代 (ちくま文庫)
発売元: 筑摩書房
価格: ¥ 1,050
発売日: 2011/08/09
売上ランキング: 381190

とにかく昔のCM三昧でした、まだまだ語りつくせません。