ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

「ふりかえり」のお試し

先日、アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引きをよみ終えました。さまざま実践アクティビティが紹介されているのですが、どれも説明の具体例が私にはわかりにくく感じました。実際に実践しているところを見学させてもらわないと理解に苦しむ表現箇所が大きく感じました。
そんななかで、手軽に実践できて効果のありそうな「チェックイン」アクティビティを、会社の月次会議で試して見ました。私のファシリテータとしての腕が悪く、メンバーにこのアクティビティーの意図がうまく伝わらなかったように思えますが、とにかく日々「カイゼン」これ重要ですよね。確かに、会議に参加する感が少し高まったようにも感じます。

チェックイン
大きなホワイトボードの端に何枚かの用紙が貼ってある。そのホワイトボードに向かってチームメンバーが半円状になって座ると、Danaがレトロスペクティブを開始した。
 「それじゃあ、今回のイテレーションのふりかえりを始めます。チームワークと仕事のやり方について1時間ほどみんなで考えてみたいと思います。今は4時だから5時には終わらせましょう。不具合が増えてきているので今回は開発プロセスにフォーカスしたいと思います。」
 「データを見る前にチェックインをします。レトロスペクティブを始める前の今の気持ちを一言でお願いします」
 6人のチームメンバーはそれぞれ簡単に答えた。「戸惑っている」最初のメンバーが答えた。
 「ワクワクしてる」2番目のメンバーが答えた。
 「今回は不具合が多くてうんざりしたんだよなぁ」3番目のメンバーが答えた。
 「おい、一言だろ!」最初のメンバーがそう言って軽く突っついた。
 「はいはい、わかりましたよ。じゃあ、うんざりした」そう訂正した。
 残り2人も答えた。Danaは先を進めた。
 「チームの約束を修正する必要はありますか?」壁に貼られたチームの約束を指して、みんなに尋ねた。いつもの約束で問題がないことに同意が得られると、Danaはこのミーティングの進め方について説明を始めた。
 「まず、データに目を通します。次に、ブレインストーミングをして、考えられる原因を列挙します。それから、次回のイテレーションで行う解決策の案をいくつか考え出します。最後に、そのなかから適切なものを選んで実施計画を立てます。いいでしょうか?」
 みんなが賛成すると、次のステップに移った。
 (以下、省略)
 アジャイルレトロスペクティブズ P.1 第一章 レトロスペクティブ - チームの点検と改善 より

この本に加え、「第3回 全国教育系ワークショップフォーラム」の 各プログラムのレポート-物語-が参考になります。