ぴゅーもんブログ

カナダ生まれの日本育ち白イルカ(ベルーガ)のぬいぐるみぴゅーもんのブログです、ハワイにもいったよ〜(不定期のんびり更新)

ロックンローラー近田春夫の歌謡曲って何だ? 6月22日 第21回「夏至」

今回の特集「夏至」。リクエストには難しいテーマでしたね。でもリスナーのみなさん近田さんとの知恵比べ的な発想でいろいろとがんばってました。今回の特集、近田さんの基本的な季節感というか、世の中の先取り感にあふれた解釈を説明するための企画でしたね。基本的に一年が夏至を頂点に、そこから終わってゆく感覚とでもいうのでしょうか、実際はまだ本格的な夏も来ていないのに、もう終わりの始まりを強く感じるとでも云うのでしょうか。夏至を過ぎたら、もう日がどんどん短くなっていってしまう寂しさというか、冬至の方がこれからどんどん日が長くなってゆくんだという嬉しさの頂点的な発想ですね。楽しい夏休みは1学期の終業式が終わって実際の夏休みが始まった瞬間にもう終わってしまう寂しさみたいな感覚を説明し続けた2時間でした。
近田さんのような音楽的にアーリー・アダプター的な存在な方は日常生活でもこういった常に先取りな感覚にあふれているのだなぁと納得したりしてました。

15時台

  • 「太陽がくれた季節」 青い三角定規
    作詞:山川啓介、作曲:いずみたく、編曲:松岡直也。『この季節「夏至」は青春なんですかね』
  • 「涙のギター」 尾藤イサオ&ドーン
    作詞:橋本淳、作曲:すぎやまこういち、編曲:すぎやまこういち。『過剰なアレンジで歌唱もなかなか過剰な感じがいいですね。泥臭さも限界を超えて泥臭いですよね。』スプートニクスも演奏していたこの曲もレコード音源でした。
  • 「太陽にヤァ!」 舟木 一夫
    作詞:関沢新一 、作曲・編曲:船村徹.。『けっこういっしょこれ』
  • 「裸のビーナス」 郷・ヴァンタン・プロジェクト
    作詞:岩谷時子、作曲:筒美京平
  • 「太陽の彼方に」 藤本好一
    訳詞:タカオ・カンベ、作曲:L.Hazlewood、編曲:寺内タケシ。『タイトルがなんとなく切ないって感じがして好きだったんだよね。もともとはインストゥルメンタルの曲だったの息継ぎがないんだよね。だから歌詞がところどころ焦ってるかんじがいいんだようね。』
  • 「夏なんです」 はっぴいえんど
    作詞:松本隆、作曲:細野晴臣。『日本で初めてですます調の言葉を歌詞にしたんだよね。それから日本のいろんな音楽ははっぴいえんどの流れにあるなって改めて思いましたけどね。文学的と言えば文学的で、俺なんかにはちょっとめんどくさいなって感じだけどね』
  • 「レイン・ダンスが聴こえる」 吉川晃司
    作詞:安藤秀樹、作曲:佐藤健。『いわゆるニューウェーブっていうんですかね、こういうサウンドが流行った時期ってありましたけど、今聴くと一番古臭く感じるサウンドですね。』
  • 「太陽は泣いている」 いしだあゆみ
    作詞:橋本淳、作曲:筒美京平。『割と普通ぽく効いていただきましょう。』

16時台

  • 「ハチのムサシは死んだのさ」 平田隆夫とセルスターズ
    作詞:平田隆夫、作曲:平田隆夫、編曲:土持城夫。リスナーからの論理的な解釈により夏至の歌としてリクエスト。『これが夏至を表しているかどうかは難しいね。』
  • サンライズ」 スペクトラム
    作詞:山川啓介、作曲:スペクトラム。『この曲はあれだね、新田は歌ってなかったね、ギターのやつが歌ってたね。新田の歌っている曲はね、ぜったい森山直太朗ににてるんだよね。オレもスペクトラムには詞を書いたことあるから曲のタイトルわすれたけど。腕時計のCMだと思ったけど。』それは「夜明け(ALBA)」でしたね。
  • 「シーサイド・バウンド」 ザ・タイガース
    作詞:橋本淳、作曲:すぎやまこういち。『この曲はね、タイガースの人気を不動のものにした曲だと思うんですけど、そのこととは別に意外とこの曲は実験的な曲で、音階が実は沖縄音階なんですよ。意外とこの時代はすぎやまこういちさんとかタイガースに実験的な曲を作っているんですね。』
  • 「ヴァケイション」 弘田三枝子
    作詞:Connie Francis・Hank Hunter・漣健児、作曲:Connie Francis・Hank Hunter。『もうすぐ夏休みがくるっていうワクワク感があるんですよね。この10代の頃の弘田三枝子さんの歌い方は最高でしたよ、ほんとにボクは幼心にもこの人は天才だと思った。ほんとにパンチがあるんですよ。』大瀧師匠も同年代ですが、ミコちゃん影響力はやはり凄いのですね。リアルタイムで聴きたかったです。
  • 「芽ばえ」 麻丘めぐみ
    作詞:千家和也、作曲:筒美京平。いかにも70年代歌謡アレンジいいですね、あらためて。
  • 恋のバカンス」 難波正司
    作詞,:岩谷時子.、作曲:宮川泰、編曲:難波正司。編曲家にしてキーボディストの難波正司の自らの演奏よいですね。
  • 「赤坂の夜は更けて」 島倉千代子
    作詞・作曲:鈴木道明。『なんか歌のリズムがわかんないのよ、演奏のズンチャチャと歌が合ってなくて。』西田佐知子のバージョンが有名で、お千代さんの探せませんでした。
  • 「愛は傷つきやすく」 ヒデとロザンナ
    作詞: 橋本淳 、作曲: 中村泰士 、編曲: 森岡賢一郎。『「よみがえる〜あい」ってとこがけっこう唐突な感じかして好きだったんですけど』そうこの曲、当時から好きでした。
  • 「沖縄ベイ・ブルース」 ダウンタウン・ブギ・ウギ・バンド
    作詞:阿木燿子、作曲:宇崎竜童。『これいい曲だよね、そと詞がいいんだよね、情景が浮かんでそこが映画っぽくて好きなんですけど。』
  • 「時間よ止まれ 矢沢永吉
    作詞 山川啓介、作曲 矢沢永吉。『夏至で時間が止まってくれれば日が短くならないじゃない。この曲好きなんですよ、これを聴くとね、これから来る夏にいい恋が出来るんじゃないって気がするんですよ。』まさに今回のテーマのシメ曲ですね。

『』は近田さん発言

http://www.nhk.or.jp/tsunagaru/chikada/0622.html